第2回 校則議連総会・研修会開催
活動報告としては久々の更新となりました。
今年の春は全国統一地方選挙があり、当議連内でも会長をはじめ、多くの会員が選挙に出馬・応援に動いた関係もあり、創立1年目の後半期の活動としてはオンライン上の意見交換などが中心となっておりました。
一方、水面下ではありましたが、役員会は月1オンライン会議を継続し、議連設立2年目の総会を兼ねた研修会を2日間の日程で着々と計画していたところで、別記事に掲載の流山市立おおぐろの森中学校視察が1日目の行程として実現いたしました。
本記事は2日目にあたる10月18日(水)に開催された総会と研修会についてご報告します。
校則と児童生徒指導を考える地方議員連盟 第2回総会
まず午前中に行われた総会ですが、議事としては主に活動・決算報告承認の他、役員人事案と会則の一部改訂議案があり、全ての議案が無事承認されました。
役員人事の詳細としましては、1期目に事務局長を務めていた千葉市若葉区選出の秋山あたる県議会議員は今期より幹事長に、新たに代わる事務局長として流山市議の鈴木ゆうすけ議員を任命。
また、新たな役職として研修等の企画を担っていただく企画担当役員を清川村議の小林大介議員が任命となりました。
新役員メンバーを迎え、2期目はさらにパワーアップしたメンバーで今年度の活動を活性化させていきます。
生徒指導提要について
午後からは二部構成の勉強会を開催。第一部として文部科学省 初等中等教育局児童生徒課 生徒指導室の担当者より、昨年改訂となった生徒指導提要についての解説をいただきました。
それまでの生徒指導というものは、生徒指導担当に負担が係る部分が多かった部分があり、現在生徒指導を取り巻く変化が著しく、いじめ・不登校・貧困・虐待・ヤングケアラーなどの対応するべき課題が増加しているだけでなく多様化、深刻化していることを受けて、これからは1人の担当でなくチームとして学校組織体制の構築をしながら進めていくことなどがあげられています。
なによりこれからの生徒指導考え方は『”させる指導”から”支える指導”へ』
こういった生徒指導の考え方については大きな転換が行われているにも関わらず、まだまだ現場には上手く浸透できていないという実情がありますのでこのような勉強会を各地方自治体の議員が聞き、現場に落とし込んでいくという作業が地道のようで重要なことと感じます。
子どもの人権について
第二部は浦和大学准教授林大介氏を講師に迎え『こどもの権利について』講演いただきました。
子どもだからと話し合いに関与できない、それでいて18歳になったとたん放り投げられるように責任をいきなり押し付けられる社会の怖さ。それが今の日本にはあること。大変同感でした。
こども基本法・子どもの権利条例制定の意義については、子ども権利条例ができることで審議会が立ち上がり、定期的に市政が子供の権利条例に反していないのか話し合う機会ができること。
間違っててもいい、子供に対して『意見を言えるよ』というだけでなく、『聞くよ』という大人の姿勢が求められているということを林先生から改めて気づかせていただきました。
議員だけでなく、保護者や教師、子供と接するすべての大人に聞いてほしい講演だったと思います。
2日間を振り返って
流山市と永田町を会場に2日間に渡り校則議連の総会・研修会がまずは無事に滞りなく終わったことを嬉しく思います。
多くの会員の皆様、遠くは関西・九州からもご参加くださり誠にありがとうございました。
対面で意見交換し合える喜びも感じられましたし、今回の研修会により会員同士の親睦も深まったように感じます。
今回の多くの学びを各自治体に持ち帰って市政、県政に広げていけたらと思います。
また次回の活動が楽しみです。
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