『校則問題を考える』対話会・研修会を開催
2023年最後の活動は、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、校則議連の研修会を開催。
今回は、NPO法人School Liberty Network代表の中村氏をゲストとして招き、校則問題に取り組みはじめたきっかけや、現在は大学生でありながらもNPOの代表として校則や生徒指導に悩む児童生徒・大人たちに寄り添い・つなげるネットワークづくりなどの活動をお話しいただき、活動している上で感じている課題なども共有していただきました。
その後、会場内の席を全員で自由に移動しながら
『校則が必要な理由をあえてあげるなら…』
『どんな校則ならいいか』
『校則の定義・立ち位置を考えてみる』
といったテーマをあげて毎回3人程度の少人数で班を作り、テーマごとに時間を区切って話し合いました。
始めのテーマから各々グループごとに枝分かれして様々な議論に発展していったり、新たな問題点への気づきにつながったりと、少人数のグループに分かれて自由に話し合うグループワークはまるで学校のようで、お互いの視点・考えを共有する大変意義のある機会となりました。
当日は、当議連の協力団体であるNPOカタリバの藤本氏にも来ていただき、校則について議連メンバーとと共に意見交換に参加し、活動している中での課題共有もしていただきました。NPO法人カタリバは全国各地の学校へ出向き、校則を生徒主体で見直す活動をサポートをしている団体です。
校則問題当事者の考えを学ぶとともに、私たち一人一人が自分の言葉で校則問題について語り合う場として、インプットだけに留まらない学びの場を作る。という、今回のねらいどおりの研修ができたと感じます。
校則問題は一見狭いテーマと思われがちですが、教育全体や子どもの人権を考える上での大変重要な視点です。各々議連メンバーが持ち帰った知見を各地域の子どもたちへ還元できるような活動を続けていきます。
年末のお忙しい中、全国各地からお集まりくださり本当にありがとうございました。
2024年も引き続き、校則と児童生徒指導を考える地方議員連盟をよろしくお願いいたします。
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